効果的な施術をするには

空と海

施術は、何に働きかけるかが大事


PRYバランス療法では、施術後体の状態が元の状態に戻らないことが大事だと前からよく書いています。

もちろんそれも非常に大事なことなのですが、体に対して、どのような種類の刺激を加えたらいいのかを、よく考える必要があります。

整体の施術では、腰痛、肩こり、膝の痛みなどのいわゆる筋骨格系の症状が主な対象になります。


しかし、筋骨格系の症状でも思った以上に内臓関連が原因の症状が多いように思います。

例えば、足首を捻って捻挫したとか、草むしりをしていて腰、脚に痛みが出たというような症状でも内臓の働きの不調が影響していることが多いようです。

内臓機能の低下の影響で組織が緊張していて、そこに外力が加わりさらに組織の緊張が高まって、いろいろな症状発生するように思います。

ですから、筋骨格系の症状だからといって体性神経系に働きかける施術だけでは、なかなか症状も変化していかないようです。


以前、結構ひどい腰痛の人を施術しました。

この人は、私の所に来られる前にある整体に行かれました。

そこの整体院では週一回の施術を4回受けられたそうですが、まったく症状の変化を感じられなかったようです。


今回腰痛がひどくなったのですが、2年ほど前にもひどい腰痛で整形外科で椎間板ヘルニアの診断をされ、内視鏡による手術を2回受けたらしいです。

手術を受けた後は一応しばらく腰の調子が良かったようです。

しかし、また今回妊娠をキッカケとして腰痛がひどくなりました。


ところでこの人は、中学時代から便秘の症状があって週1回くらいのお通じが慢性的続いていました。

つまりこの人の腰痛は、内臓機能の低下が原因だと考えられわけです。

ですから、私の所へ来る前に行った整体院では症状に変化が見られませんでしたので、その整体師の人は体性神経系への刺激を用いて施術をしたと予想されます。


私はB操法とC操法という調整法で週1回毎に5回施術を行い、その後は2週間後一ヶ月後と合計7回の施術でした。

施術の結果1回目から変化が出ました。

そして、5回目の施術の後はほとんど日常生活に支障がないくらいまで回復しました。

その後の2回は、念のために施術を行いました。


B操法は、主に自律神経系に作用し、C操法は主に体性神経系に作用します。

このように刺激の使い分けをして施術をしたから1回目から体に変化が出て、順調に症状の改善に結びついたと思います。

筋肉の歪みを基準に操作しても効果が薄い


PRYバランス療法の操法は、最初手技研の操法から出発しました。

しかし、C操法の筋肉にアプローチする操作などは、手技研を始めとする他の手技療法とはまったく違う観方で操作しています。

他の手技療法の場合は、体の歪みを基準に操作をします。

一方、PRYバランス療法のC操法で筋肉にアプローチする場合は、体の歪みを基準に操作をすることはありません。


具体的には、例えば筋肉が時計回りに捩れている場合

他の手技療法では、直接法の操作として反時計回りに操作を行い、そして、間接法の操作として時計回りに操作をします。

ですから、操作の時の呼吸もそれに合わせます。


一方C操法の操作は、筋肉の捩れに合わせて調整することはありません。

刺激の方向も操作の時の呼吸も、C操法独特のやり方をします。

ですから、C操法の筋肉に対するアプローチは、体の歪みを調整するというよりも、筋肉という組織を利用して、体の中を流れるエネルギーを調整すると言った方が良いかもしれません。

施術で効果を上げるには・・・


カイロプラクティック、整体では、骨を矯正する所が多いです。

骨を矯正するのに2通りの方法があります。

1.骨だけを矯正する

2.十分筋肉などをほぐしてから、骨を矯正する

カイロプラクティックでは、

1は、パーマー系の人が行う方法で、2はナショナル系の人が行う方法です。

1はいくら筋肉のバランスを調整しても無駄で、骨のアジャストだけをしないと骨がずれは治らないという考え方です。

2は、いくら骨のズレを戻しても、筋肉のバランスがくずれていたら元に戻ってしまうと言う考え方です。

※パーマー系とは、アメリカのカイロプラクティックのパーマー大学、ナショナル系は、ナショナル大学のことを指します。

PRYバランス療法の考え方は、1、2とは違った考え方です。

つまり、骨をアジャストしても、筋肉を調整しても、元に戻ってしまうのでその原因である、“気”の流れの滞りや、神経エネルギーの流れを調整しないといけないと考えています。

ところで、以前オステオパシーの創始者であるAT・スティルや初期の頃のオステオパスと現在のDOでは、全然施術結果が違うということを書きました。

AT・スティルや初期の頃のオステオパスは、側湾症を治していたそうですが、現在のDOは側湾症を治すのではなく、椎骨の可動性をつける施術を行うようです。


なぜこのような違いが出るのか。

おそらく、AT・スティルや初期の頃のオステオパスは、“気”の流れの滞りや神経エネルギーの流れを調整していたのでしょう。

直接法を使う?間接法を使う?


オステオパシー、ロルフィング、整体などで行われている筋膜リリースの方法は、調整する部位の組織をいろいろな方向へ動かして組織の状態を把握し、そしてその組織の状態に合わせて調整することがセオリーになっています。

私が使っている足の指の筋膜をリリースする方法も、基本的には同じ考え方です。

ただ、具体的な筋膜に対するアプローチの仕方は、他の方法とは若干違うようです。

筋膜をリリースする方法は、直接法と間接法の2通りあります。

直接法は、筋膜のゆがみに逆らう方向に調整する方法で、間接法は、筋膜のゆがみに沿って調整する方法です。


直接法と間接法の2通りありますので、シチュエーションによって使い分けをします。

他の人が行っているのは、被施術者の体の状態(症状の状態)や施術部位に合わせて使い分けしているようです。

どちらかというと、使い分けをする基準が曖昧な印象を受けます。


一方私が直接法と間接法の使い分けと言っているのは、検査時の体のリアクションに合わせて使い分けをすることを指します。

つまり、検査によって直接法を使うか間接法を使うかを決定するわけです。

ですから、直接法と間接法を使う基準が明確ですから効果的な施術が出来ます。

受者参加の検査は正確性に欠ける


足の指の筋膜をリリースする方法があるのですが、施術する前にどの方向へ刺激を加えたほうが効果が高いかを検査する必要があります。

他の整体ですと、痛みが出る動作をしてもらって、それに対して痛みが軽くなる方向をいろいろ試して、最終的に調整する方向を見つけるという方法をやっている人が多いようです。

その代表的な例が操体法です。

もっとも操体法の場合は、症状が軽くなる方向ではなく、動かしやすい方向、気持ちよい方向ですが。

ですが、基本的には同じような考え方です。


もちろんその方法でも良いですが、その方法ですと時間かかるような気がします。

それに加えて痛い動作を何度もやっていると、症状をよけいに悪化させる可能性もあります。

また、痛みというのは感覚ですから微妙な差を見つけるのが難しいという欠点もあります。


ただ、その方法にもメリットがあります。

それは、痛い動作をしてもらった時に、離れた場所を操作をして症状が軽くなるわけですから、クライアントに対してインパクトがあります。


でも私は、そういうメリットがあったとしても、時間がかかりますし、調整する方向を見つける時の正確性に難がありますので上記したような方法は使いません。

私の場合は、いろいろな方向へ刺激を加えた後殿屈検査などで検査して、最終的に刺激する方向を見つけてから調整に入ります。

その方が施術効果の成績も良いと考えます。

標治法は本治法の補助


整体関係の動画を時々見ますが、それらの動画の中で腰、肩の痛みなどの症状と関係ない部分、例えば足首、手首などに手を当て施術している動画あります。

先日腰の痛みで来られた人にその方法を真似てやってみました。

その人は、腰を痛める一ヶ月ほど前にジョギングをやっていて転んで肩を強打して肩を痛めていますので、どうもその影響で腰を痛めたようです。

肩を強打してしばらくは強烈な痛みがありました。

一ヶ月経って強烈な痛みは無くなったようですが、まだ腕を上げる時に痛みがあって腕を上げにくそうです。

ですから、上記したように腰の痛みは肩からの影響が疑われましたので、腰と肩の両方の施術をする必要がありました。

具体的なやり方は、私(術者)が上腕に手を当てて被術者に腰を動かしてもらって、当てた手を一番腰の痛みが改善する方向を見つけ刺激を加えるという方法です。

症状が改善する方向に3回位その方法でやってみましたが、すこし腰の痛みが和らいだようです。

そして肩の方は大腿の筋膜を上腕と同じ方法でマニピュレーションしてみました。

肩の痛みも少し和らいだようです。

その後、B操法とC操法をやりました。


2回目に来られた時は、腰の痛みは完全に消失していました。

肩の方はまだ痛みがあって腕を上げにくそうです。

施術はこの方法を使いましたが、一回目の施術の後にいろいろ研究して体のゆがみに合わせた刺激の方向があることが分かりましたので、その方法で行いました。

2回くらいやり、その後B操法とC操法を行って肩もかなり上がるようになり痛みもほとんどなくなったようでした。


腰の痛みは上腕の筋膜、肩の痛みは大腿の筋膜で施術しましたが、その後の研究では、もっと効果を上げる方法が別にあることが分かりました。

それは、足の指を施術することです。

足の指は、5本ありますがそれぞれ椎骨、腸骨、肩甲骨などに対応しているようです。

施術する時はその足の指の筋膜の歪みに逆らって刺激を加えるか筋膜のゆがみに沿って刺激を加える二通りの方法があります。

筋膜のゆがみに逆らって刺激を加える方法は、直接法。

また、筋膜の歪みに沿って刺激を加える方法は、間接法と言えるでしょう。


上記したようにそれぞれの足の指は、椎骨、腸骨、肩甲骨などに対応しています。

腰の痛みがある時は、それに対応した足の指を施術すれば良いのですが、例えば腰の痛みがある時に、思わぬところの影響を受けている可能性もあるので実際の施術では足の指5本を調整した方が良さそうです。

この足の指の筋膜をリリースする方法、面白い方法ですが、残念ながら、B操法とC操法のような効果はありません。

B操法とC操法は、施術後の体の戻りが非常に少ないのですが、この足の指の筋膜をリリースする方法は、時間と共に体は元の状態に戻ります。

施術した時に症状はその場で改善しやすいことは確かです。

B操法とC操法は、症状が改善していくのにタイムラグがあることがありますので、この足の指の筋膜を使った調整法を考えたわけです。

ただ、標治法の操作はあくまでも本治法の補助にしかなりません。

本治法があってこその標治法です。

同じ操作をしても目的が違うと結果が全く違ってくる


B操法のある操作が、手技研の操法の一つの操作とまったく同じことをすることに気がつきました。

その手技研の操作を参考に、B操法の操作を考えたわけではありません。

あとから同じ操作をするのに気づいただけです。

しかし、手技研の操法の影響を受けていることは確かです。

手技研の創始者の先生が意図したことと、私が解釈したことと同じかどうかは分かりません。

と言うのは、手技研系の研修会で研修を受けた時に、一つひとつの操作にはどのような意味があるのかの説明があったわけではないですから、研修を受けた人間が各々解釈をするしかありません。

ただし、その操作もそれだけをやっただけでは元の状態に戻ってしまいます。

他の部位に対する操作と組み合わせて、操作する必要があります。

そして、その操作と他の操作を組み合わせた操法ですべて施術できるというわけでもありません。

体のリアクションによっては、違う操法を行う必要があります。


また、C操法の操作も手技研の操法の影響を強く受けています。

手技研の操法の操作とまったく同じではありませんが、操法の操作のベースにはなっています。

内臓関連の腰痛でも内臓にアプローチする必要はない


肩こり、腰痛などの症状が内臓の機能低下、機能亢進が原因だということで、直接内臓にアプローチする方法があります。

そういった方法は、内臓整体、内蔵ほぐし、腸もみセラピーといろいろな呼び方をされています。

いろいろな呼び方をされていますが、行っていることは内臓反射を利用した施術法です。

そういった内臓反射を利用した施術法は、基本的に内臓以外の部分(脊椎、骨盤など)を対象に施術をしても、思ったほど変化がでないために内臓にアプローチしていると思われます。


しかし、PRYバランス療法はそういった方法とは考え方が違います。

PRYバランス療法の場合は、脊椎、骨盤、内臓などと体の部位を区別しません。

体をひとつのユニットと考え、その中で反応(リアクション)が大きいところを施術部位と考えます。

ですから、PRYバランス療法では内臓の機能低下、機能亢進があるからといって、最初から内臓に対してアプローチすることはありません。

仮に、内臓に関連があるところに反応(リアクション)が大きければ、当然、内臓に関連のある所を施術します。

ですから、施術部位は体の反応(リアクション)次第なわけです。

Oリングテスト、フィンガーテスト、筋肉テストは施術後疲れやすくなる?


PRYバランス療法は、整体を標榜しています。

しかし、ほんとうはエネルギー療法の範疇に入ると思います。

(もっとも、手技療法も含めて体に対して何かの働きかけをすることは、エネルギー療法だと解釈する人もいます)


ところで、PRYバランス療法では体の一番整う部位を探す時に、殿屈検査、バンザイ検査、腹屈検査を使います。

これらの検査法は、左右の動きの差を目でみて比較します。

左右の動きの差を比較するわけですから、微妙な左右差まで見分けることが可能です。


それ以外にもメリットがあります。

それは、これらの検査法は自分のエネルギーを放出することがないので、施術の後に疲れるということがないということです。

また、脚長差、腕長差をみる検査法も左右を比較するだけですから、そういったことはないと考えます。


これらの検査法以外にOリングテスト、フィンガーテスト、筋肉テストという方法を使って検査をすることが出来ますが、Oリングテスト、フィンガーテスト、筋肉テストは施術後に疲れやすくなるということがあります。

施術後に疲れやすいということは、自分のエネルギーを放出していると言えます。

自分でエネルギーを放出していると自覚できなくても、Oリングテスト、フィンガーテスト、筋肉テストなどの検査法は、自分のエネルギーを放出することによって、成り立っている検査法だと考えられます。

そういったことを避けるために、殿屈検査、バンザイ検査、腹屈検査を使った検査を身につけるほうがベストだと考えます。


ちなみに、検査以外に施術する時の刺激方法の中に自分のエネルギーを放出してしまうやり方があります。

PRYバランス療法ではそういった方法は使っていませんが、手技研系の流派の中には、使っているところがあるようです。

私の場合、手技研系以外の手技療法のセミナーには、ほとんど参加した経験がありませんので、それ以外の手技療法のことは分かりません。

施術は自律神経系と運動神経系の 両方の手技をやったほうが効果的


カイロプラクティック、整体、オステオパシーで関節を操作する前に、いわゆる筋肉のほぐしという操作を行う人がいます。

関節操作だけをしても戻りやすいために、筋肉のほぐし操作をするらしいです。

関節に対する操作、筋肉のほぐし操作、どちらも運動神経系に作用しますので、どちらか一方をやっておけば、いいと思います。

両方行うのは、時間の無駄です。

一方、関節の操作の前に筋膜のリリースをするのでしたら、両方したほうがよろしいかと思います。

と言うのは、関節の操作は運動神経系に作用し、筋膜のリリースは自律神経系に作用するからです。

痛みなどの症状は、自律神経性の症状と運動神経性の症状に分けられます。

例えば、肩が挙がらない、挙げにくいという人を施術する場合、運動神経性の症状なのか自律神経性の症状なのか、それとも運動神経性の症状と自律神経性の症状が混合しているのかはっきり区別がつかないこともあると思います。

運動神経性の症状は、症状の出ている部位がはっきりしていて、自律神経性の症状は、症状出ている部位がはっきりしなくて、だいたいこのあたりが痛いなどと言われています。

そのように言われていますが、本当かどうかは分かりません。

言われていることが間違いの可能性もあります。

ですから、施術を行う場合は自律神経系と運動神経系の両方の手技を行っておいた方が、無難かと思います。


※PRYバランス療法のA操法、B操法は主に自律神経系(運動神経系にも少し作用する)に作用します。そして、C操法は主に運動神経系(自律神経系にも少し作用する)に作用します。

効率のいい施術の仕方


手技研系の研修会に行っているときは、いろいろな操法をひとつやるたびに殿屈検査などで体の検査をしていました。

その方法は今考えてみると、現在行っている操法を行う前にどこを施術すれば良いかという検査をしてから操法を行うのと同じことなのですね。

前者は、実際に操法を順番に行って、一番結果が良かった所で施術は終了します。

後者は、実際には操法は行いませんが、一番整う部位を探すのに体に刺激を入れます。

そして、一番整った部位を実際に施術します。


前者と後者の違いは、体に刺激を入れるときに、呼吸を合わせるか合わせないかだけです。

もっとも呼吸を合わせて刺激を入れるのと、呼吸を合わせないで刺激を入れるのでは、体にかかる負担はかなり違います。

刺激を入れたときの呼吸が体に合っていれば良いですが、体に合っていなければ、時間が経ってから体がおかしくなることもあります。

ですから、施術で効果を出そうと考えれば、施術前に刺激量、刺激の方向などを検査によってみつけてから施術をしたほうが確実です。

このことは、手技研の操法だけではありません。

他の施術法でも同じです。

つまり、体に一番合う調整法を検査によってみつけてから、施術をするのが一番効率よく施術ができるということです。


もっとも、昔から検査も施術のうちという考え方がありますから、私が今更こんなことを言わなくてもいいかもしれません。

しかし、知らない人もいますからね。

このことは、体に刺激を加えて施術する手技療法の宿命ですから、なるべく、被施術者の体に害になるような刺激は避けた方が得策です。

ブロックを使った骨盤の調整はやらないほうがいい時がある


カイロプラクティックの手法に、SOT(仙骨後頭骨テクニック)という手法があります。

この手法は、くさび状のブロックを骨盤などに差し入れて矯正するものです。

体の重みで矯正しますので、非常にソフトな手法です。


非常なソフトな手法だと思いますが、それでも体の要求する刺激量から見ると、体にかかる力はかなりなものになります。

ですから、施術に使える時と使えない時があると思います。


と言うのは、体の要求している刺激量は一定ではないからです。

体の重みで矯正する手法ですから、体重のある人にブロックを使用する時は、ブロックが当る部分や周りの組織にかなりの力がかかるはずです。

施術に使える時と使えない時があると思いますが、単純で簡単な症状でしたら、ブロックを使った手法は、いつでも使えると思います。


しかし、複雑で難しい症状の場合は、刺激量もシビアに調整しないといけませんので、このブロックを使った手法は、使える場面は減るでしょう。

どうしても器具を使った手法は、力加減を調整出来ずに一定ですから、どんなに上手にブロックを使用したとしても使う範囲は限られてきます。

その点、手指を使った調整は、力加減は自由自在ですから、どんな場面でも使えます。

施術をする時の体が要求している刺激量、刺激の方向は変化する


施術をする時の体が要求している刺激量、刺激の方向は、変化します。

ですから、施術する時は検査で最適な刺激量、刺激の方向を慎重に調べる必要があります。

以前参加していた手技研系の研修会に行っていたときは今から考えると、刺激量、刺激の方向などかなりいい加減な調整を行っていたと思います。

なにしろ刺激の量は、強い刺激=悪だと教わって軽ければ軽いほど効果があると思っていたわけですから。

もっとも実際の施術では、固定などを軽い刺激でしていたつもりでしたが、かなり強い刺激の固定になっていました。


でも今思うと、強い刺激で操作をしたほうが効果的なこともありますので、たまたま施術効果が出た時は、却ってそれがよかったのかもしれません。

しかし、逆に軽い刺激でないと効果が出ない時は、強い固定だったためにかなり施術効果が落ちていたかもしれません。


そして、刺激の方向も当時はまるで駄目でした。

教わった操法が正しいと思い込んでいたわけですから、しかたありません。


施術する時の刺激量、刺激の方向は一定ではありませんから特定のマニュアル化したような操法では、効果的な施術はできません。

マニュアル化した操法とは、刺激量、刺激の方向が一定の操法のことを言います。

PRYバランス療法の、B操法、C操法は、そのあたりことをしっかり考慮してあります。

整体施術は、施術部位、刺激の方向、量の3つが揃う必要がある


整体の施術は、施術部位、刺激の方向、刺激の量の3つが揃っていなければ、効果的な施術は出来ません。

中でも、施術部位が大事です。

施術部位が大事なのですが、人間の体は曖昧なところがあって、簡単な症状だと体のどこを調整しても、ある一定の効果があります。

ですから、症状が改善してしまうと、施術した部位が一番最適な部位だと思ってしまいます。


ところが、難しい症状ですと、そんなに簡単にはいきません。

その症状が改善される原因の部位が、しっかり調整されなければ思ったほど症状に変化が出ません。

また、刺激の方向、刺激の量も軽い症状でしたら、多少曖昧でも改善されます。

しかし、難しい症状になると、刺激の方向、刺激の量が体に対してピッタリ合ったものでないと、なかなか改善の方向へは向かいません。


PRYバランス療法の調整法は、施術部位、刺激の方向、刺激の量の3つが検査によって見つけることが出来ますので、手技療法の適用範囲のものでしたら改善の方向へ向かわせる可能性があると考えています。

施術部位を特定する検査と施術効果


時々鍼灸師の人のサイトを見たりしますが、鍼をかなりの数を打つ写真を見るとびっくりします。

中には100本以上の鍼を打つ鍼灸師がいるようです。

逆に、2~3本くらいしか鍼を打たない鍼灸師の人もいます。

なぜそんなに鍼を打つ数に差が出るのでしょうか?

多分、施術する部位を特定する検査の有無によって差が出ているのでしょう。

これを整体に置き換えてみると、施術をする部位を特定する検査を身につけていないと、体のあちこちを操作することになります。

あちこち体を操作すると施術の効果が落ちることがあります。

もし、いろいろな操作を併用して施術して効果が落ちる場合は、操作の数が多くなればなるほど施術効果は落ちます。

ただし、これは操作の精度が一定という条件のもとでの話です。

仮にA、B、C、D、Eの5ヶ所施術したとします。

そしてA~EのうちAの部位を施術した時が一番施術効果がある場合、他のB~Eの部位の施術効果がAの施術効果を相殺してしまうために、最終的に施術後の効果が落ちてしまうことが考えられます。

そう言えば、何年か前にあるエネルギー療法のセミナーに行ったことがありますが、そのエネルギー療法は、体全体を意識してエネルギーを送ります。

体全体を意識してエネルギーを送るということは、反応が大きい経穴にも反応の小さい経穴にも同時に刺激が行くことになります。

そうすると、今言ったように施術効果が相殺されることになります。

実際に殿屈検査をしてみると、エネルギーを送った直後は両足が揃います。

しかし、時間がある程度経過してからもう一度殿屈検査をしてみると、かなり右足と左足が不揃いになりました。

エネルギー療法で効果を出すには体全体に対してエネルギーを送るのではなく、検査で一番反応の大きな経穴を見つけて、そこに対してエネルギーを送れば良いのではないかと考えました。

それは、手技でやる場合でも同じことだと思います。

施術は足し算ではない


施術は足し算ではないと言うと、いろいろな解釈があるようです。

整体やって鍼やってというように、いろいろな種類の施術をたくさんやると、効果が積み重なって効果が上がると思っている人が施術を受ける人の中にいるらしいです。

私が考えていたのは、例えば手技研の操法をいくつかやった場合、操法の刺激が1+1+3=5にはならないということです。

刺激が5になればいいのですが、残念ながら3にしかなりません。

3の刺激の前にやった1の刺激は、よけいな刺激になってしまいます。


ですから最初からいくつも操法をやらずに、3の刺激の操法だけやっておけばよいのです。

それをやるには、3の刺激になるところを検査で調べておいて、それから操法をやったほうが体にとっては良いのです。

よけいな刺激はできるだけ避けた方が、体にとっては良いのです。

要するに、いろいろな刺激を加えすぎると、過剰刺激の施術になってしまいますので、できるだけ少ない刺激の施術をやったほうが、好ましいということです。

体の動きを制限している所を施術すればいいのか?


整体、カイロプラクティック、オステオパシーでは、体の動きを制限している関節や軟部組織の部位を解除するのを施術の目的と説明している所が多いようです。

この説明を聞くと、なるほどなと思う人も多いかもしれません。

確かに、硬くなっている組織や関節を緩めるような操作をすると、動きを制限していた所が解放されますので、体の動きはスムーズになり症状も和らぐでしょう。

しかし、そのような操作では、早かれ遅かれ日常生活の動作などで元の状態に戻ってしまうでしょう。

で、実際にそういった施術をしている人は、元に戻ってしまうと言っています。


ではなぜ日常生活の動作などで元の状態に戻ってしまうのでしょうか?


それは、関節や軟部組織の動きを制限しているところが、硬くなったりすることはあくまでも結果だからです。

つまり結果の部位を施術することは、対症療法をやっているのと同じことです。

対症療法と言っても、薬を使って症状を抑えるよりはいいかもしれません。

薬は副作用がありますが、手技療法はそういったことはあまりありません。

ただ、組織を破壊するような施術はあまり好ましいとは言えませんが。


それはともかく、動きを制限している部位を施術して、動きが回復して症状が改善しても、いろいろな動作すると元に戻ってしまうということは、動きを制限させる原因が取り除かれていないということになります。

PRYバランス療法は、他の整体、カイロプラクティック、オステオパシーのように動きを制限している部位を探して、そこを施術するということはありません。

体のリアクションをみて、体が一番整う部位を施術しております。

体のゆがみ方を調べる検査


施術の際に体の歪みを調べる検査は無痛整体系、バランス整体系などでは、膝関節の可動をみる殿屈検査、股関節の可動をみる腹屈検査、肩関節の可動をみるバンザイ検査などがあります。

一方カイロプラクティックなどでは、脚長差や腕長差をみる検査があります。

これらの検査は体の一部分の関節の動きや長さの違いをみることによって、体全体の状態をみています。

私の場合は、バランス整体系の研修会に在籍していましたので、殿屈検査、腹屈検査、バンザイ検査を使うことが多いです。

これらの検査は体の歪みをみる目的で使われることが多いですが、操法を行う方向や刺激の強さなどを決める時にも使える便利なものです。

操法を行う方向や刺激の強さなどを調べるには、鍼灸、アプライドキネシオロジーなどで使われている筋肉テスト、オーリングテスト、フィンガーテストなどの検査法もありますのでそれらを使っても良いのですが、使いこなすのに非常に難しいようですので、それらの検査法を採用することは断念しました。

一方バンザイ検査などの検査法は、左右の関節の可動の違いを直接目で見ることが出来ますので、左右の微妙な違いを判定する時に容易ですし、筋肉テストなどに比べて比較的簡単です。

とは言っても、バンザイ検査などの検査法も一見単純で簡単そうに見えますが、実は奥が深いです。

正確に使うには練習が必要です。

でも、これらの検査が出来なければ施術も上手くいきません。

ところで私は、これまでにいくつかの施術法を考案しましたが、すべてバンザイ検査などを使っていろいろ試して施術法を作り上げました。

ですから、これらの検査法がなければ施術法も考案出来なかったわけです。

そして施術をする際にもなくてはならない検査法です。

臀部の痛み、肩こり→重心の調整


部活で開脚柔軟をやると臀部に痛みが出るという高校生。

立位で体のバランスを見ると、重心が右に偏っています。

施術前に開脚柔軟をしてもらうと、右には倒しやすく左には倒しにくいということです。


重心が右に偏っているから、開脚柔軟をした時に、右に倒しやすく左に倒しにくいわけです。

症状は、その他に便秘と肩こり。


このような人を施術する時、他流派の整体の人でしたら、臀部の痛み、肩こり、便秘の症状を基に調整をすることが多いでしょう。

しかし、PRYバランス療法の施術では、症状を基に調整をしません。

重心が右に偏っているのを調整するだけです。


施術後、開脚柔軟をやってもらったところ、左に倒しやすくなりました。

そして、左に倒した時に出ていた臀部の痛みも改善しました。

また、肩こりも改善しました。


体の重心の偏りを調整しておくと、時間と共に組織の緊張が緩和され、臀部の痛み、肩こりの症状もさらに良くなっていきます。

この方法は、症状を基に調整を行う方法よりも調整方法がシンプルになり、調整時間が短くなって、また調整範囲が広がります。

調整範囲が広くなると、思わぬ症状も改善されることもあります。

なぜ元に戻る?


施術した後、よく元に戻ると言いますが、なぜ元に戻るのでしょうか?

その答えは、一言で言ってしまえば、受者の体の情報を正確に読み取って施術をしていないということです。


受者の体の情報を正確に読み取れていないのに施術をしても、思ったような結果が出るはずがありません。

それこそ、闇夜に鉄砲です。


体の歪みは、体の全ての情報を現していると言われます。

ですから整体を行う人は、体の歪みを検査します。

しかし、体の歪みを検査して、その歪みは何を意味しているのか理解できなければ、施術のしようがありません。


また、出ている症状を基に施術の組み立てをする方法もあります。

症状も体の情報の一つですから、この方法も間違いではありません。

でも元に戻ってしまうということは、検査をして体の情報を得たとしても、その情報を施術にしっかり反映させていないということになります。


ですから施術で結果を出すには、受者の体の情報を読み取りその体の情報を基にどのように施術していくかということが大事です。

煎じ詰めて言うと・・・


手技で施術する場合、煎じ詰めて言ってしまうと、痛みなどの症状の原因となっている部位の動きが悪くなっていますのでその悪くなった動きを回復させることにあるかと思います。

ただ、症状の原因が体の内部の臓器にある場合、直接手技で操作するわけにいきませんので、その臓器の関連部位である関節、筋肉、筋膜、皮膚、靭帯などの組織を操作することになります。

例えば肩が痛いという人を施術するとします。

胸椎4番の動きが制限されて肩の痛みが出ていると検査の結果出れば、胸椎4番の動きが回復するような手技を行えばいいわけです。

しかし、検査をする方法が分からなければその場所を探し出すことが出来ません。

原因の場所が分からず、痛い肩の周りの筋肉を弛緩させたり、胸椎、頚椎などを調整したりしても、症状が軽ければすぐに症状が良くなってしまうこともあるかもしれません。

逆に症状が重症だったり慢性化しかけていたりすると、その場は症状が軽くなったとしても、しばらくすれば症状が元の状態に戻ってしまう可能性もあります。

痛む肩の周りを刺激しても肩の痛みが薄らぐのは、肩の周りの組織が緩んだことによって原因となる場所の組織の緊張がある程度減少するからでしょう。

痛む肩の周りを施術するのではなく、全身の各部分を順番に施術していくという方法もありますが、この方法も、体の状態や体の歪みかたを的確に把握していないと施術が難しくなります。

施術する場所が多くなると施術効果が相殺されてしまうという問題もあります。

ですから、検査で見つけた原因となる場所を直接操作したほうが、施術に無駄がないと思います。


PRYバランス療法では、そういった問題を解決する検査法があります。

過剰刺激は・・・


現在、手技療法にはいろんな方法があります。

骨にアプローチする方法、筋肉にアプローチする方法、経絡にアプローチする方法などがあります。

どの方法でアプローチするにしても、症状が消える場所を探し当てて、その部分を調整するというやり方が主流のようです。いわゆる対症療法ですね。

症状のある部分が少なければ、その方法でも良いかもしれません。

しかし、症状のある部分がたくさんある場合は、施術する場所が多くなり過剰刺激になる危険性があります。

過剰刺激になるとあとが大変です。

私にも苦い経験があります。

症状が消えるまで施術をやって、その時は全て症状が消えて喜んで帰られたのですが、あくる日に電話がありまして、症状が戻ってしまってかえって悪くなったそうです。

そういう経験をしてからは、なるべく過剰刺激にならないように気をつけて、刺激が少し足らないかなというところで止めるようになりました。

調整がうまくいって、その場で改善すれば、時間が経つにつれて効いてくるものです。

急性の症状だと、大体2~3日経つと良くなっていきます。

初心者の時は、症状を取ろうとして頑張ってしまって、結果的に過剰刺激になって後でリバウンドして症状を悪くしてしまうことがあります。

でも経験を積んで来ると、そういうことがだんだん分かってきます。

ただ、過剰刺激になったとしても体自体が悪くなるということはありません。

一時的に症状が悪化するだけです。

一時的に症状が悪化すると言えば、好転反応やめんげん反応がありますが、過剰刺激による症状の悪化は好転反応とは違います。

好転反応は、文字の通り体が良くなるための症状悪化です。

でも、過剰刺激による症状悪化は、ただの施術の失敗によるものです。

好転反応だと言い訳することはできますが、知識のある方だとごまかしは通用しません。

ですから、なるべく過剰刺激にならないように気をつけたほうがいいでしょう。

体の調整は体の要求にしたがって行ったほうが良い結果が出やすい


普通手技療法では、こちらの腸骨が下がっているから上げる手技を行うとか、あるいはこちらの脚が開いているから脚が閉じるような手技を行うということがあります。

こういったことは、手技をやられる人にとっては普通のことかもしれません。

私も以前は、何の疑問もなくそういった手技をやっていました。

ところがよく考えてみると、開いている脚を閉じるような手技を行うのは理由が必要です。

へんな例えですが、ドアが開いていて寒いから開いているドアを閉めるという行為は、寒いからドアを閉じるといったちゃんとした理由があります。

でも、開いている脚を閉じるような手技を行う理由がありません。

なぜ、開いている脚を閉じるような手技を行うのか。

体自身が開いている脚を閉じるように要求していれば、そのような刺激を加えれば、体は整っていくと思います。

でも、開いている脚をさらに開くような刺激を求めていれば、そのように刺激を加えた方が体の要求にかなっています。

ですから、観察だけで操作を行っては体の要求にかなっていないので、体は整っていかないと思いますね。


私は現在ある部分を触れると、一番体が整うのでその部分あるいはそこの部分の関連した所を調整するという理論で施術しています。

最近脊椎以外の所でもそういった部位が見つかりましたので、その方法もやっていますが、基本的な考え方自体は初期の頃となんら変わっていません。

現在のところはこの方法が一番いい方法だと思っています。

その考え方は、自然界の法則に適っていると思いますが。

骨盤矯正


骨盤矯正と謳って、骨盤に付着する筋肉を緩めて骨盤の調整をする人が多いです。

しかし、本当に骨盤が矯正されているかどうかは疑問符が付きます。

骨盤に不整合が起きると、恥骨結合の付近に圧痛が発生しています。

それに連動して胸鎖関節のところも圧痛があることが多いです。

その他、全身のあらゆる筋肉の緊張差が左右であります。

PRYバランス療法で体を調整すると、上記したようなことが確実に改善されます。

私も自分で体を調整しますが、恥骨結合の横のあたりにあった圧痛は今ほとんどありません。

そして、胸鎖関節のところの圧痛もかなり減りました。

鎖骨の周りは敏感な人が多いと言われていますが、自分で体を調整したせいか敏感さがほとんどありません。

胸鎖乳突筋も押さえると痛みを訴える人が多いですが、その痛みもなくなりました。

胸鎖乳突筋で思い出しましたが、先日施術した方が一回の施術で気持ちが前向きになったとおっしゃっていました。

調べてみると、胸鎖乳突筋が過緊張している人はうつ症状が出やすいということが言われています。

でも、その情報も本当かどうかは分かりません。

意外と間違っていることも少なくないです。

それはともかく、一般に行われている骨盤矯正は、今記したような症状はほとんど改善できないようです。

確かに、調整した直後はいろいろな問題がなくなりますが、戻りが早いですから結果的に改善までに至らないわけです。

体の歪みのパターンに当てはめた施術では改善しない人がいる


人間の体の歪み方は、ある一定のパターンがあります。

例えば、腸骨が上がっている側と同側の腕は上げにくいとか、逆に、腸骨の下がっている側と同側の腕は上げやすいというような具合です。

ですからこの体の歪みのパターンを利用すれば、施術法が出来ます。


ところが、人間の体はそんな単純には出来ていません。

このパターンに当てはまらない、例外的な歪み方をしている人が一定の割合でいます。

と言うことは、この例外的な歪みの人には、このパターンに当てはめた施術は出来ないわけです。

そうなった時のために、なにか他の手立てがあればいいでしょうが、そうでなければ、白旗を上げるしかありません。


私も以前は、その方法を使って施術をしていました。

このパターンに当てはまる人は、確かに効果がありました。

劇的に症状が改善されることもありました。


しかし、そうでない場合は悲惨でした。

明らかに、そのパターンに当てはまるはずなのに、何度施術をしても思わしい結果が出ないわけです。

と言って、まったく変化がないわけではないです。

パターンに当てはまらなくても、変化はあります。

しかし、その変化が“いまいち”なのです。

でも、この“いまいち”というのが曲者なのです。

判断を誤らせてしまうわけです。

まったくなにも変化がなければ、これはおかしいぞと気づくことができます。

しかし、中途半端に変化が出てしまうので、これで良かったと判断してしまうわけです。

中途半端にしか変化が出ないのは、この人の回復力が弱くなっているのだなと勘違いしてしまうわけです。


でもそうではなかったわけです。

中途半端な変化しか出ないのは、体の歪みのパターンに当てはまらない結果だったということです。


これらのことからわかったことは、見た目の体の歪み、可動検査で得た結果を基に施術することは、あまり確実な方法ではないということです。


一方、PRYバランス療法の場合は、そういうことはありません。

PRYバランス療法では体の歪みの観察、可動検査は、施術前と施術後に行いますが、施術結果の確認のために行うだけです。

決してこれらの検査を、施術のための材料として使うことはありません。


PRYバランス療法では、なにを基に施術するのかを説明しますと、具体的には体に刺激を加えてみて、体の反応の結果にしたがって施術をします。

ですから、体がどのように歪んでいても、施術にはなんの影響はありません。

整体手技と呼吸


整体は、呼吸にあわせて操作をするというのが常識になっています。

私が、筋肉操作を習いたての頃操作も呼吸もよく分からず使っていましたが、それでもそれなりに症状が改善していたのが今でも不思議なところです。

手技療法の流派によって呼吸の使い方が全く逆でも、効果が出るということをどこかで見たような気がします。

逆の呼吸でも効いてしまうということは、呼吸を使わなくてもよい場合も出てきます。

その操作の刺激自体が、患者の治癒のスイッチが入るきっかけになっていれば呼気でも吸気でもどちらでもいいような気がしてきます。

でも呼吸に関係なく効いたのは、ちょうど患者の体が治る時期に来ていて、タイミングよくその操作の刺激によって治癒のスピードが加速したのかなと思います。

かなり前の話になりますが、呼吸を使わない方法で劇的に効果が出たことがあります。

その方は、私のところに来られたのは症状が出てから何ヶ月もたっておりました。

症状は結構ひどかったようなのですが、一回の施術でかなり効果がでました。

といっても症状は、その場では全く変わりませんでした。

1週間経って2回目に来られた時に聞いてみると、好転反応で主訴の部位以外のところに症状が出たそうです。

でも好転反応が出終わったら、主訴の部位がかなり楽になったようです。

体を調べてみると、一回目と比べるとかなり変化がありました。

一回目とは全然違いました。

この方は、私のところへ来られて劇的に変化が出たのは、ちょうどタイミングが良かったのかもしれません。

ちょうど良くなりかけだったのかもしれません。

ですから、施術に呼吸を全く使わなくても一回の施術によって症状が好転したのではないかと思います。

逆に症状が慢性化してしまっていて治りかけじゃなかったら、施術する時にシビアに呼吸を合わせないと変化が出なかったかもしれません。

症状が、軽微の場合や治りかけの場合は、正確な呼吸でなくても効果が出るようです。

しかし、症状が慢性化していている時は、正確な呼吸で操作する必要があるということです。

体のバランスが取れる部位を探す検査


施術部位を見つける検査を作ることになったきっかけは、色々な操法をやってみてもなかなか手足をに揃えることが出来ず苦労したからです。

何故揃わないのかと、いろいろ考えていて、ある時パッとひらめきました。

カイロプラクティックの中でAK(アプライドキネシオロジー)という施術法があるのですが、そのAKのTL(セラピーローカライゼーション=施術する部位を特定する)という検査を応用して、施術部位を探してそこを施術すれば手足を揃えることが出来るのではないかと考えました。

AKのTL検査の場合は、体の異常がありそうなところに刺激を加えて筋力の変化を見るというものですが、私が考えたのは椎骨に刺激を加えて、殿屈検査で足が揃うかというものです。

殿屈検査で足が揃う所の椎骨が施術する部位ではないかと考えました。

そして、その椎骨に関係する筋肉などの組織を操作すれば手足が揃うのではと思い関連筋などを調べました。

関連筋などを見つける事はかなり苦労しましたが、何とか見つけることが出来ました。

さっそく、その関連筋などを使って操法をやってみました。

操作が上手くいった時は、足が揃います。

足が揃ったからといって、全て症状が取れるかというとそういうことはありません。

慢性の症状や重症の方は、ある程度回数をやらなければなりません。

ただ手足が揃うと、筋肉などの組織の過緊張がかなり緩和されますので、症状の改善の仕方は違ってきます。

テクニック理論


今私がやっている施術は、手技研という団体から枝分かれした団体の操作法がベースになっています。

ベースにはなっていますが、その操作を全くそのままやるのではなく、その操作が何を狙っているのかを理解したうえで、自分なりに考えてその操作を組みなおして使っています。

習った方法の中には、やり方が間違ってはいないのですが、7~8割の人には適応できても残りの人をその方法で施術すると全く効果が出ないということもあります。

また全部の人に適応できる操作でも、いろいろ操作を細かく分析してみると結構ちょっとした間違いがあるものです。

そのちょっとした間違いを見直しやってみると、以前より効果が格段に違ってきます。

ガンステッドテクニックの理論にも結構間違っていることがあるそうです。

私は、ガンステッドテクニックを習ったわけではありません。

門外漢ですから偉そうなことは言えません。

いろいろなテクニックがあり、いろいろな理論があります。

しかし、そのいろいろな理論は全て仮説です。

テクニックの名前は違っていても真理はひとつだと思います。

多分ほとんどの理論は、施術結果がある程度出てもどこか間違いが潜んでいる可能性があります。

私のやっていることもある程度結果が出ますが、どこかに間違いがあるかもしれません。

真理があったとしてもそれは、人間には永遠にわからないかもしれないです。

施術部位を特定する検査について


従来からある受者の体を利用して施術部位を調べる検査には、AK(アプライドキネシオロジー)の筋肉テスト・オーリングテストなどがあります。

これらの検査に共通するのは、体の情報を筋力の差を使って見るということです。

筋力の差を使って見るということは何度も検査をする場合、筋肉が疲労してしまったり力比べになってしまい正確な情報が得られない恐れがあります。

ですからこれらの検査方法は、使いこなすのが難しいといわれています。

これらの検査法のセミナーがあるようですが、正確にこの検査法を使っている人は少ないということです。

その他には、アプライドキネシオロジーから派生したフィシオエナジェティックという療法がありますが、その療法ではAR検査(腕長反射テスト)という検査法があります。

この方法は、要するに体の反応を左右の腕の長さの比較でみるわけです。

私は以前からバンザイ検査・殿屈検査などを使っていましたので、施術部位を特定するのにちょうど良い検査方法だと思いバンザイ検査・殿屈検査など採用しました。

筋肉テスト・オーリングテストなどは、筋力差を見る検査方法ですが、バンザイ検査・殿屈検査などは、左右の関節の動きの左右差を見る検査方法です。

左右の関節の動きの左右差を見る検査方法は、筋力を使わないので筋肉が疲労することがなく比較的簡単に正確に体の情報を得ることができます。

それから、上記したAR検査も筋力を使わないということで使いやすいかもしれません。

ただ、この方法も左右の腕の伸ばし方を毎回同じようにしないと、精度的に問題があります。それに50肩のように肩に異常がある時は使えません。

施術効果の判定方法


他のブログやホームページのサイトを見ていて、ちょっと気になったことがあります。

それは、施術を終了した時に体が変化をしたかを判定する方法についてです。

足の長さの変化は、施術効果を判定する指標にはならないということが書いてあるサイトをたまに目にします。

足の長い側の腸骨を刺激すると足が揃うということがあります。

足が揃ってもこの操作だけでは症状の変化はないかもしれません。

私がまだ駆け出しの頃、ある整体師の方の施術を受けた時に、施術中に左右の足が揃いましたよと画像を見せられたことがありました。

その時症状は、なくなりましたが翌日には症状が戻りました。

今考えてみるとその整体師の方は、長足側の足を操作したようでした。

長足側を操作してもらった時症状が消えたように記憶しています。

しかし、その事実だけで足の長さの変化は、施術の効果判定の指標にならないということは言えないでしょう。

私のやっている検査法もある意味では、足の長さの変化を施術の効果判定の指標に使っています。

しかし、正確にいうと足の長さではなく、左右の脚の動きを比較していますので、少し違うかも知れません。

でも左右の足の比較をしていますので、広い意味では同じかもしれません。

同じように足の長さが揃っても、少し動いただけですぐに元に戻ってしまって症状も戻ってしまうこともありますし戻らないこともあります。

施術の効果判定は足の長さの左右差だけでは、判断しづらいかもしれません。

施術が終了して最後に検査をして症状も改善している。

しかし、翌日になったら症状が元の状態に戻ってしまっている。

症状が元の状態に戻っているように見えても、好転反応が出ていることも考えられます。

好転反応が出た場合は、その後に劇的に症状が改善することもありますから、施術は効果があったことになります。

しかし、本当に症状が戻ってしまった場合は、施術が終了して足の長さが揃っていても施術は効果がなかったことになります。

その辺が手技療法の難しいところです。

その場の足の長短だけでは、判断しづらい所です。

かといって、足の長短を比較することがまったく無意味だとも思えません。

施術した時効果が出ていれば、足の長さが揃っています。

ですから現実に多くの手技療法をやっている人は、施術効果の判定に足の長短を検査に使用しています。

足の長短は施術の効果の判定には、使えないといっている人も多分使っているはずです。

症状が改善しているかどうかを聞くのが一番ですが、症状がひどい時は施術効果が出ている時でもその場は全く症状の変化が見られないときもあります。

しかし、施術効果が出ている時は何日か経ってから症状が改善する場合もあります。

ですから、足の長短を施術効果の判定に使うことは意味があると思われます。

調整によって椎骨は動くのか、動かないのか?


調整によって椎骨は動くのか、動かないのか?

と、問われれば、動きますと答えます。

もちろん動くと言っても、わずか数ミリ位しか動きません。

又椎骨が動くと言っても、正確に言うと椎骨の角度が変わるのではないかと考えています。

施術をした結果、椎骨の角度が変わったために猫背などの姿勢も変化するのではないかと思います。

そして、調整と言っても私がやっている方法は、直接骨に対して力を加えて調整しているわけではありません。

椎骨を支えている、回旋筋・横突間筋・棘筋などの起立筋の緊張のバランスが取れるように調整しているだけです。

因みに、カイロプラクティックでは意見が分かれていて、アジャストでは椎骨は動かせないと言う人と動かせると言う人に分かれるそうです。

緊張側・弛緩側どちらを施術すればよいか


筋肉を調整して施術する時、緊張側を施術したほうが良いとか、いや緊張側を調整すると余計症状がひどくなることがあるので弛緩側を施術したほうが良いという人もいます。

又、中には緊張側・弛緩側の両方を施術する人もいます。

これらの方法で施術しても、一定の効果を出すことができるかもしれません。

しかし、もっと効果を上げるために何かいい方法がないかと考えていたところ、ある考えが浮かびました。

それは、緊張側を施術したほうが良いとか、弛緩側を施術したほうが良いとか、又緊張側と弛緩側の両方を施術したほうが良いというふうに術者が頭で考えてどちらの側の筋肉を施術するかを決めるのではなく、受者の体の反応をみてどちらの筋肉を施術するかを決めたほうがベストではないかと考えました。

この方法で施術する側の筋肉を決めたほうが、術者があれこれ考えていろいろ試すよりも、より自然で受者の体にかかる負担が少ないような気がします。

この検査の具体的な方法は、上腕二頭筋を例に上げますが、この筋肉の緊張している側と弛緩している側の運動点(モーターポイント)それぞれに押圧をかけて体の反応をみます。

体の反応をみる方法は、バンザイ検査でも良いですし、両側の鎖骨の高さを比較する方法などどんな方法でも結構です。

左右差を比較する方法であれば、どんな方法でかまわないと思います。

上腕二頭筋の緊張側と弛緩側の運動点(モーターポイント)を押圧してみると、どちらかで左右の差が少ない方があります。

その左右差が少ない方を、施術する筋肉とします。

いろいろ試してみて、面白い事実があることに気がつきました。

それは、日によって施術する側の筋肉が違うということです。

例えば、今日緊張側を施術する側として選んだとします。

ところが、翌日は施術する側の筋肉が反対の弛緩している方に移っているということです。

この現象は、体のエネルギーの流れに関係していると思いますが、詳しいことは不明です。

多分、気功をやっている人や鍼灸をやっている人の中にはこの現象のことを知っている人がいると思います。

まあ、それはともかくこの方法で緊張している側の筋肉を施術するか、弛緩している側の筋肉を施術するかを決めると無理なく簡単に効果的な施術をすることが出来ます。



腱の操作

筋肉の端にある腱を操作する方法があります。

流派によって、腱はじきとか腱引きという名前がついています。

腱を引くやり方は、ちょうどギターなどの楽器の弦を弾くのと同じ要領です。

つまり、腱に対して直角に引くわけです。

これが基本になります。

さらに効果を高めるなら、直角ではなく斜めの角度に引いたほうがベターです。

引く角度は、出来れば検査をしてその方向を見つけて施術をしたほうが、何度もやり直しする必要がありません。

何度もやり直すと、刺激が過剰になってしまって、かえって施術後に症状を悪化させてしまう危険性があります。

方向性を見つける検査は、一般的には筋肉テスト、Oリングテストなどがあります。

他には、症状の出る部位をいろいろ方向に動かしてみて、症状が変化する方向を見つけるという方法も面白いかもしれません。


この腱を引く操作、力の強さが非常に大事です。

強さが少し違うだけで、効果が違ってきます。

ですから、操作する力の強さも検査すると、効果的な施術が出来ると思います。


この腱を操作するやり方、上手に施術すれば非常に効果が高いです。

しかし、この腱を操作するやり方は単に体を刺激する手法のひとつに過ぎません。

ですから、効果的な手法になるかどうかは、使い方しだいです。


腱を操作する方法以外に、筋肉をストレッチする手法があります。

この筋肉をストレッチする方法、使い方を工夫すれば、普通に腱の操作をする手法以上の効果があります。


使い方の工夫とは、体の観方をいろいろ変えるということです。

体の観方をいろいろ変えると、今まで使っていた体を刺激する方法が、とてつもなく効果が出るようになります。

結論として、刺激をする方法に優劣をつけても意味がないということです。

ちなみに、普通のやり方で腱を操作しても、時間が経過すると体の状態は元に戻りますが、A操法の考え方で腱を操作する方法を使うと体が元の状態に戻らなくすることが出来ます。