手技療法は、どこを調整すれば良いかを見つけることに尽きます

あるブログを見ていたら、オステオパシーの創始者のA・Tスティルは、オステオパシーをやる前は、磁気療法をやっていたそうです。

磁気療法は、俗に言う手かざし療法などのエネルギー療法を指します。

カイロプラクティックの創始者のD・Dパーマーが磁気療法をやっていたのは有名ですが、A・Tスティルが磁気療法をやっていたのは意外でした。

私もエネルギー療法のセミナーに参加して、やり方を習得しましたが、エネルギー療法のやり方を習得してもそれだけでは、それほど効果は出せません。

なぜかと言うと、体のどの部分にエネルギーを加えるかが分からずに施術を行っても、それほど効果が出せないからです。

逆に言えばエネルギー療法を習得しなくても、体のどこを施術すればいいかがわかれば、どんな刺激でも、かなり効果が出せます。

刺激は、手技でも、電気療法でも、超音波でも、カラーセラピー(色彩療法)でもなんでもかまいせん。

要は、刺激するべき部位にしっかり刺激が伝われば、どんなものでもいいわけです。

もちろん、刺激するものによって刺激の仕方を工夫する必要はあります。


いろいろなセミナー、研修会に参加してテクニックを身につけるために勉強している人が多いです。

しかし、テクニックばかり身につけても、あまり意味はありません。

テクニックを数多く身につけたとしても、どこを施術したら良いのかわからなければ、宝の持ち腐れになってしまうということです。

体のバランスが取れる部位を探す検査

施術部位を見つける検査を作ることになったきっかけは、色々な操法をやってみてもなかなか手足をに揃えることが出来ず苦労したからです。

何故揃わないのかと、いろいろ考えていて、ある時パッとひらめきました。

カイロプラクティックの中でAK(アプライドキネシオロジー)という施術法があるのですが、そのAKのTL(セラピーローカライゼーション=施術する部位を特定する)という検査を応用して、施術部位を探してそこを施術すれば手足を揃えることが出来るのではないかと考えました。

AKのTL検査の場合は、体の異常がありそうなところに刺激を加えて筋力の変化を見るというものですが、私が考えたのは椎骨に刺激を加えて、殿屈検査で足が揃うかというものです。

殿屈検査で足が揃う所の椎骨が施術する部位ではないかと考えました。

そして、その椎骨に関係する筋肉などの組織を操作すれば手足が揃うのではと思い関連筋などを調べました。

関連筋などを見つける事はかなり苦労しましたが、何とか見つけることが出来ました。

さっそく、その関連筋などを使って操法をやってみました。

操作が上手くいった時は、足が揃います。

足が揃ったからといって、全て症状が取れるかというとそういうことはありません。

慢性の症状や重症の方は、ある程度回数をやらなければなりません。

ただ手足が揃うと、筋肉などの組織の過緊張がかなり緩和されますので、症状の改善の仕方は違ってきます。

どこを調整すればいいのか

整体を行う時、どこを施術すれば一番症状が改善できるか

全ての手技療法家が考えることです。

そのために皆さんいろいろ勉強されているのだと思います。

いろいろなセミナーへ行ったり、独学で勉強されたりと。

私もいくつかのセミナーへ顔を出しましたが、どこを施術すれば一番良いかということは教わったことはありません。

たまたま私が行ったセミナーが、そうだったのかもしれませんが。

だいたいの技術セミナーは、部位別(頚椎部・胸椎部・腰椎部など)にこの部分をこのように操作すると、効果が出ますよという教え方をしているようです。

いわゆるマニュアル的な施術法です。

その方法でもある程度効果は出せます。

しかし、慢性化した症状や、体中いろいろなところに症状がある場合は、その方法では改善しにくいようです。

部位別の施術法だと、症状が出ているところが多い場合、次々と操法を繰り出して結果的に過剰刺激になってしまいあとが大変です。

それを防ぐには、どこを施術すると一番体のバランスが整うかを検査して施術するのが一番効率的です。