どこを調整するかによって結果がかなり違う

手技療法にはさまざまな施術方法があります。

椎骨にアプローチしたり、筋肉にアプローチしたり、また筋膜にアプローチしたりして、いろいろな部位を調整します。

どこの部分を調整するかということが大事


その時に大事なことがいくつかありますが、どこの部位を調整するかということは、特に大事です。例えば、筋膜にアプローチするなら、どこの部分の筋膜にアプローチするかによって、結果が違ってきます。


腰に痛みがあるから、足を牽引して腰椎・骨盤部の筋膜を緩めるという手法(直接法)があります。この手法はやり方を間違えると、変化が少ないか、または逆に悪化させるということになりかねません。

この場合の直接法は、施術する部位の直接法です。直接法ですから、症状のある部位を施術します。

施術部位の間接法は、症状とは離れた部位を施術する方法です。施術部位の間接法は、遠隔調整とも言います。


施術部位の直接法は、症状のある部位にアプローチしますので強い症状がある時は、上記したように症状を悪化させる可能性もありますので、より慎重に施術する必要があります。


一方間接法は、症状のある部位を施術しませんので、悪化させる危険性は少ないです。

しかし、逆に言えば、間接法は正確に調整をしないと、症状のある部位にあまり影響を与えることができないので症状の改善具合が少なくなります。


PRYバランス療法の考え方は、この施術方法の分類に当てはめると施術部位の間接法になるかなと思います。

ただ、施術する部位が症状のある部位になることもありますので、結果的に間接法と直接法の両方をやることとなる場合もあります。

体のバランスが取れる部位を探す検査

施術部位を見つける検査を作ることになったのは、体の歪み方の把握、操作の呼吸、手足を動かし方など全てマスターして色々な操法をやってみて、なかなか手足を完全に揃えることが出来ず苦労したからです。

何故揃わないのかと、いろいろ考えていて、ある時パッとひらめきました。

カイロプラクティックの中でAK(アプライドキネシオロジー)という施術法があるのですが、そのAKのTL(セラピーローカライゼーション=施術する部位を特定する)という検査を応用して、施術部位を探してそこを施術すれば手足を揃えることが出来るのではないかと考えました。

AKのTL検査の場合は、体の異常がありそうなところに刺激を加えて筋力の変化を見るというものですが、私が考えたのは椎骨に刺激を加えて、殿屈検査で足が揃うかというものです。

殿屈検査で足が揃う所の椎骨が施術する部位ではないかと考えました。

そして、その椎骨に関係する筋肉などの組織を操作すれば手足が揃うのではと思い関連筋などを調べました。

関連筋などを見つける事はかなり苦労しましたが、何とか見つけることが出来ました。

さっそく、その関連筋などを使って操法をやってみました。

操作が上手くいった時は、全て足が揃います。

足が揃ったからといって、全て症状が取れるかというとそういうことはありません。

慢性の症状や重症の方は、ある程度回数をやらなければなりません。

ただ手足が完全に揃うと、筋肉などの組織の過緊張がかなり緩和されますので、症状の改善の仕方は違ってきます。

どこを調整すればいいのか

整体を行う時、どこを施術すれば一番症状が改善できるか

全ての手技療法家が考えることです。

そのために皆さんいろいろ勉強されているのだと思います。

いろいろなセミナーへ行ったり、独学で勉強されたりと。

私もいくつかのセミナーへ顔を出しましたが、どこを施術すれば一番良いかということは教わったことはありません。

たまたま私が行ったセミナーが、そうだったのかもしれませんが。

だいたいの技術セミナーは、部位別(頚椎部・胸椎部・腰椎部など)にこの部分をこのように操作すると、効果が出ますよという教え方をしているようです。

いわゆるマニュアル的な施術法です。

その方法でもある程度効果は出せます。

しかし、慢性化した症状や、体中いろいろなところに症状がある場合は、その方法では改善しにくいようです。

部位別の施術法だと、症状が出ているところが多い場合、次々と操法を繰り出して結果的に過剰刺激になってしまいあとが大変です。

それを防ぐには、どこを施術すると一番体のバランスが整うかを検査して施術するのが一番効率的ですし、少ない数の操法で施術しますから患者さんの体の負担が少ないと思われます。