整体施術をするには基準となる考え方が大事

先日受講された人に、その人が今までに習った整体施術法を聞いてみました。

いろいろ習ったようです。さっそく、その中の1つの技術にPRYバランス療法の考えを方を当てはめてみました。その結果、新しいB操法の出来上がりました。


と言っても、それを使うわけでないですが、基準となる考え方があれば、短期間に新操法を作ることも可能です。

その基準となる考え方は、ある本を見て知りました。

でも、その本に書いてあることをそのまま使っているわけではありません。

それに私の考え方をプラスして、今のB操法の形になっています。


その本に書いてあったことは、かなり前に知りました。

しかし、それを応用する“すべ”を持たなかったので、長い間そのままになっていました。

でもなにかのきっかけで応用出来るようになりました。

今から思うと、なにがきっかけだったのかはっきり覚えていません。


それはともかく、今はネットで検索すれば、いろいろな技術を動画や文章で知ることが出来ます。

でも、知識を知るだけではそのままです。

その知った知識を応用するには、常に考えていないと新し物は生み出せません。


今は、A操法、B操法、C操法をはるかに超えるものがないかと考えていますが、

なかなかそれは難しいようです。


施術する時に気をつけること 指の極性

施術をするにあたって気をつけることはいくつかあります。

刺激の強さ

刺激の方向

施術部位

などです。


それに加えて最近取り入れているのは、施術をする時に手指の極性に気をつけるということです。


手の指、掌、手の甲には極性があって

男性の場合

・右の第1指、3指、5指、掌、左の第2指、4指、手の甲がS極になります。

そして

・右の第2指、4指、手の甲、左の第1指、3指、5指、掌がN極になります。

女性の場合は逆になります。


この手の指、掌、手の甲に極性があることに気がついたのは、「筋診断法」を考案した河野忠男という鍼灸師の先生です。

鍼灸では、S極は「瀉法」、 N極は「補法」 というふうに使い分けをします。

「瀉法」は緊張を鎮め、「補法」は力を付けるとなっています。


私もこの指の極性を取り入れていますが、一般的なやり方はしておりません。

PRYバランス療法の考え方を当てはめて使っております。


この極性に気をつけて施術をすると、さらに体の整い方が良くなってきました。

整体の施術では体が求めている刺激を入れることが大事

私は、過去に手技研系の操法を習いました。

この系譜では、一つの操法に複数の操作が含まれていることが多いので実際に施術で効果を出すには難しいのです。

この系譜の操法には、仰臥位で上肢を内転させ、その後外転させるという操法があります。その時に、操作をしたい筋肉のMP点(モーターポイント)に固定して、操法を行います。

この操法は、三頭筋操法と呼ばれています。上肢を内転させ、その後外転させるだけですから、見た目は簡単に見えます。実際にやってみると、効果を出すにはかなり難しいです。


でも、いろいろ考えてやり方が分かってやれば、それほど難しいことはありません。

昔からコツをつかむと言われますが、なにも理解せずにただ回数だけこなしてもなかなか本当のコツと言われるものをつかむことは難しいです。


この三頭筋操法と言われる操法、操作をする時の検査は、普通はバンザイ検査をして上肢の操作の仕方を見つけます。

でも、いろいろ試してみると、バンザイ検査で上肢の操作の仕方を見つけるのは難しいです。

他の検査を使って見つけたほうが体が要求している刺激を入れることが出来ます。

体の要求していない刺激を入れても、その刺激は、体に合ってないわけですから刺激効果は当然少なくなります。

刺激効果が少なくなるわけですから体の変化もそれほどありません。


上記したように、この三頭筋操法、一つの操法の中に複数の操作が含まれています。

外転操作と内転操作という刺激効果のまったく逆の操作が一つの操法に含まれているわけですからオリジナルのやり方をやっていては、効果を出すには無理があります。

やはり、操法をやるには体が変化するような刺激の入れ方が必要です。

オリジナルの操作のやり方をやっても、確かに体は変化したように見えます。

でも、その変化の度合いは少ないです。

変化の度合いが少ないのは、何度も言うように体が求めている刺激になっていないからです。

手技の操作で体の変化を出すには、操作の仕方だけではなく、体が求めている操作はなんなのかを検査してから操法を行う必要があります。

筋肉の緊張を和らげると体のゆがみが改善する?


他の整体院のHPでよく見るのですが、筋肉の緊張を和らげると、体の歪みが改善されるそうです。

本当なのでしょうか?

筋肉の緊張を和らげて、体の歪みが改善されると言っていますが、そのようなことはありません。

筋肉の緊張を和らげる操作をすると、神経に刺激がいきますので、確かに、痛みなどの症状は軽減します。


しかし、体のゆがみまでは改善しません。

もし仮に、筋肉の緊張を和らげて、体の歪みが改善されているのであれば、施術後時間が経過して元に戻るということがないですが実際には元に戻っています。


先日来られた人のことですが、施術前に体を観察すると、右肩がかなり下がっていました。

2週間後に来られた時、施術前に体の観察をすると、右肩の下がっていたのが、かなり改善していました。


ご本人にお聞きすると、腰、肩の症状は、施術後2日くらい良かったようですがまた元の状態になったそうです。

腰、肩の状態が悪いので、今までにマッサージ、鍼、整体に通って施術後、1~2日くらいは肩の下がりは改善してるそうです。


でも私の所へ1回来て肩の下がりが良くなったので、2回目来る気になられたようです。

この方は、昔から便秘が慢性化していて、4~5日は出ないそうです。

調子が良い時でも、2日くらいは出ないようです。

ですから、どうしても腰、肩に痛みが出るわけです。


こういった、内臓の不調は、体の歪みが改善していかないと良くなりません。

と言うのは、内臓が本来の位置からずれていますので、その働きも悪くなります。


体の歪みは、神経に働きかけても改善しません。

では、どうすれば体の歪みは改善していくのでしょうか?

それは、体を流れるエネルギーの通りを良くしていくことです。

体を流れるエネルギーの通りを良くすることによって体のゆがみも改善し、内臓の働きも良くなりその結果、腰痛、肩コリなどの症状も改善されていきます。

ストレインカウターストレイン(SCS)は強い拍動がポイント

カウンターストレインの方法を、あれから又いろいろ試してみました。

関節を組織の緊張が一番緩むポジションにもっていって、その後ゆっくりと戻すというのがカウターストレインのセオリーなのですが必ずしもゆっくりと戻さなくても効果は出るようです。

前回、ある現象が起きると書きましたが、関節を組織の緊張が一番緩むポジションにもっていき、その部分に手で触れているとその部分に強い拍動が起きはじめます。

つまり、ある現象とは血管の拍動のことです。この強い拍動が起きると、血液の循環が改善され組織の緊張が緩みます。この血管の拍動は小動脈の鼓動のようです。これは、オステオパシーを扱っている本に書かれていました。



さらに、関節を組織の緊張が一番緩むポジションにもっていくという操作をしなくても組織に触れているだけで小動脈の強い鼓動が感じられ、体が整っていきます。しかも、時間が経っても元の状態に戻りません。

普通、小動脈の鼓動を感じるようにするには、組織に触れて、いずれかの方向に引っ張るというような刺激を加える必要があります。

しかし、別段そのような操作をしなくても、組織に触れているだけで、小動脈の鼓動を感じるようになります。

組織に触れているだけで小動脈の鼓動が感じるのには、理由があります。それは、組織触れていると、鼓動を感じやすい部位と感じにくい部位があるので、その部位を探して指で触れるようにすればいいわけです。

もうここまで来ると、カウターストレインの元の形はありません。

でも結果が出ればオーライです。

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